30/04/2024
桂由美先生が4月26日、
ご逝去されました。
少し長くなりますが、
たくさんお心を寄せていただき、
ご一緒させていただいた時間を
振り返ってみたいと思います。
最後まで凛として前向きに何事にも
全力で取り組まれる気丈な方でした。
何よりもご自分の夢を語られる時、
「一番輝く幸せな花嫁さんにしてあげたい。」
とキラキラと輝く少女のようなお顔は
いつも心にあります。
そんな桂由美先生との思い出は
私にとっても全て宝物です。
多くの時間をご一緒させていただき、
多くの学びをいただき、
本当に良くしていただきました。
2019年のパリコレまで、
合計14年間同行させていただいた
オートクチュールコレクションでのショー。
中でも2011年からはショー、
アジアブライダルサミットの
アジア各国でのショー。
ニューヨークでのショー。
桂先生の積み上げられて来られた
長い歴史と努力のおかげで
華やかな舞台に携わらせて
いただいていると毎回感謝していました。
多くのフラワーアーティストの方たちにも
ご参加いただきご尽力いただきました。
ありがとうございました。
そんな桂先生のショーに携わることも
せめて10年経たないと
人前で話したり出来ないと
ずっと思っていて、
節目の10年目に
ホームページに掲載させていただく際に
ご了承もいただきました。
「もっと早く載せれば良かったのに、
貴方って欲がないわね。」
と微笑まれた先生のお優しいお顔も
忘れられません。
そして、
「恋をするように仕事をしなさい。」
という名言。
モノ作りの一人としての熱い想いも
たくさん語ってくださいました。
「汗をかくらから」
「人とお話しする時に失礼に当たるから」
と予定のある時は
お水を飲むのを控えられていた
プロ意識もさることながら、
色々なシーンを近くで拝見させていただき、
心から素晴らしい方だと
思い続けてきました。
東京大空襲を経験したからと、
全国で震災が起きるたびに(熊本地震の時も)
花嫁さんに寄り添い
夢を叶えてあげられた先生。
釜石の震災の跡地に立たれ、
ご自身の空襲の経験の
お話をしてくださいました。
熊本人吉の洪水の時も
ランドセルや靴を被災地に届けてくださり
「何か他に協力して欲しいことはない?」
とお心遣いの行き届く
お優しい先生でした。
お電話で色々なことを
お話しさせていただいたこと、
パリの街をご一緒に
歩かせていただいた日のことなど、
今はぐるぐると
思い出が一気に蘇っています。
ひとつひとつが宝物です。
1964年日本初の
ブライダルファッションデザイナーとして
活動を開始され、
1965年日本初のブライダル専門店を
オープン、
日本初のブライダルショーを開催されました。
すべて「日本初」となるスタートをされ、
多くの海外でのショーを開催されて
世界へ日本の素晴らしさを
発信続けて来られました。
日本のブライダルの歴史を
牽引して来られた
尊敬する偉大な先生でした。
今後は、桂由美先生の右腕として
クリエイションをされて来られた
藤原綾子氏・森永幸徳氏・飯野恵子氏が
ユミカツラのクリエイティブチームとして、
桂由美先生の想いと遺産が生き続けるよう、
後任としてコレクションの制作を託され、
新生「Yumi Katsura」を
継承していかれるそうです。
素晴らしい方々ですので、
さらに桂先生の壮大な夢を
進化させていかれることと思います。
桂由美先生の
ご冥福を心よりお祈りいたします。
きっと光に包まれて
安らかに旅立たれたことと思います。
本当にありがとうございました。
心から感謝を込めて。