06/05/2026
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そこにあるのは
蔓の軋みではなく、
むしろ
失語した季節の骨。
胸のあたりへ
花ののちの微光が寄り、
白い顫えだけが
遺棄されている。
縺れた線は
観念の屍衣みたいに、
白い空隙へひらいてゆく。
神性はしばしば
荒涼の貌をして来る。
やさしさとは
たぶん、
すこし峻烈なものだ。
乾いた兆しと
遅れてくる震え、
その凝然たるものへ
わたしは花の亡骸を捧げる。