15/05/2026
弊社で一番の長老、ドイツ製の「グスケン織機(低速タイプ)」
1970年代頃、10台のグスケンを据えてましたが、時代の流れとともに次々と新しい機械に入れ替え、最後の1台の低速タイプグスケンが、本日、53年間の稼働を終え、現役を引退することになりました。
現代の高速レピア織機の先駆けとなった、歴史的な初期型の織機です。
この機械が導入される前のシャットル織機は、ヨコ糸がなくなるたびに機械が止まり、手作業でヨコ糸を入れ替える必要がありました。
それがグスケンになってからは、ヨコ糸が切れるまでノンストップで動くように!
当時、あまりの嬉しさに、先代の会長(当時の常務)はグスケンと一緒に寝て夜通し過ごしたという愛おしいエピソードも残っています。
しかし、初期型ゆえの苦労もありました。
ヨコ糸を走らせる「レピア」という左右から出て動いている部品同志がぶつかってしまうことがあり、そのはずみで「タテ糸が切れていないか…」と、当時の担当職人は毎日ハラハラしながら出勤していたそうです。
毛布、モケット、そして産業資材……。
時代の変化に合わせ、本当にたくさんの商品を私たちと一緒に生み出してくれました。
53年間、大きな音を響かせながら、誰よりも働いてくれた初期時代の低速グスケン。
今まで本当によく仕事をしてくれました。
心からのありがとうを込めて。
(高速タイプのグスケンは今日も機嫌よく稼働しています!)
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