【朝市の由来】
呼子港は、風光明媚な天然の良港であり、地理的にも重要な位置をしめしており、古くから我が国の大陸文化、交易の基地として栄えてきました。戦国時代は海賊「呼子氏」の、また江戸時代には唐津藩の支配下にありながら、港への船の出入りが立ち並び、城下町唐津に劣らない繁栄を見せていました。このように、呼子は商港、避難港、そして古くから漁港として発展した歴史のある町です。
今から約300年前に唐津藩の捕鯨業が始まり、呼子村の小川島や加部島などで解体された鯨肉が呼子港に陸揚げされ、他の鮮魚などと「触れ売り」の形で行商されていました。また、呼子近郊の村々からも農家の主婦らが農産物を荷い籠で町内を流し売りをしていましたが大正時代に入り、中町に商店街が出来ると生活物資の購入に便利なため、自然と流し売りをやめ、商店の軒先に定着し現在の朝市に形態を整えました。そして、昭和10年頃、松浦町に商店街が形成され、さらに呼子~唐津間にバス路線が開設されると、松浦町商店街はますます賑わいをみせ、それにともない朝市も現在地に移転し共存共栄の形で定着しました。
【特徴】
朝市事業者(売り手)のほとんどは女性で、呼子町はもとより鎮西町や唐津市からも来ています。また、朝市の品には商札がないため、売り手とのやり取りの中で買い物を楽しめます。このため休日には素朴な朝市を体験できるとあって観光客の買い物で非常に活況です。
【売り手数】
日曜日 約60人
平日 約40人
【主な取り扱い商品】
魚介類、水産加工品、野菜、果物、その他(漬け物、生花、菓子類)