19/09/2026
『ツワブキ展』を前に珍しい葉芸を持ってツワブキが入荷しました。
ツワブキの「葉芸(はげい)」とは、葉の色や模様、形状などに現れるさまざまな変異を鑑賞する古典園芸の楽しみ方です。ツワブキは江戸時代から日本人に親しまれており、多様な葉芸を持つ品種が作り出されてきました。
代表的な葉芸とそれぞれの特徴は以下の通りです。
1. 色彩・模様に関する葉芸(斑入りなど)
葉の模様や色の入り方によって表情が大きく変わります。
星斑(ほしばん)
葉全体に黄色の小さな丸い斑点が散りばめられた模様。まるで夜空に星が散らばっているように見えるのが特徴で、代表品種に「星斑ツワブキ」があります。
覆輪(ふくりん)
葉のフチ取りに沿って白や黄色の線が入る芸。葉の輪郭が強調され、品のあるすっきりとした見た目になります。
中斑(なかふ)
葉の中心部が白や黄色に抜け、外側が緑色に囲まれている模様。覆輪の逆のパターンです。
散り斑(ちりふ) / 砂ご斑(すなごふ)
葉全体に細かな白や黄色の斑点が砂を撒いたように入る芸。全体がふんわりと明るい印象になります。
変色(季節変化)
春の新芽の時期だけ色鮮やかな黄色や白い斑が入り、夏にかけて徐々に緑色に戻っていく「後冴え(のちざえ)」などの性質を持つものもあります。
ツワブキの葉芸は、「斑入り(色模様)」 と 「形状の変化(変形)」 の2つに大きく分けられます。また、これらが組み合わさった品種(例:獅子葉でさらに黄色の星斑が入るものなど)も存在します。
秋から冬にかけて咲く黄色い花だけでなく、一年を通して葉の個性を鑑賞できる点がツワブキの最大の魅力です。
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