08/10/2026
オザキの歳時記「寒露」
草木に降りた露が冷たく感じられる頃「寒露(かんろ)」となりました。木々の葉が黄や赤へ染まってくる頃まではまだ少しかかりますが、すっかり涼しく秋らしい気候になりましたね。
本日ご紹介するのは、独特な香りと食感のミョウガです。2~3世紀頃の日本にあったとされる邪馬台国について述べた中国書『魏志倭人伝』にも登場するほど歴史の長い野菜で、夏から秋が旬とされています。
ほんのり赤くツヤツヤとした実が可愛らしいですが、食用となる部分は実ではなく花芽。地下茎から伸びて土の上に出てきた花芽を食べるという、少し不思議な野菜なのです。ミョウガの妙ちくりんさは花だけでなく、地上に出ている茎に見える部分にも詰まっています。偽茎と呼ばれるこの部位の正体は、重なった葉っぱです。花芽を「ハナミョウガ」と呼んで食すだけでは飽き足らず、この偽茎までも「ミョウガタケ」などと言って美味しく頂いてしまうのですから、無駄なく素晴らしいことですね。
暦の上では秋も既に後半戦。冷えと乾燥に気を付けながら、体調を崩しやすいこの時期を旬の食べ物と共に乗り越えましょう。
それでは皆様、今日も良い一日をお過ごしください。
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