02/09/2026
1977年 四国のおもちゃ 郷土玩具 芹沢銈介 宮内フサ 加藤増夫 石井直矢
✳︎書籍名:四国のおもちゃ
✳︎著者:文・加藤増夫(鳩笛庵)/ 写真・石井直矢
✳︎装幀・題字:芹沢銈介(人間国宝)
✳︎発行所:四国新聞社
✳︎発行年月日:昭和52(1977)年3月23日 初版
✳︎仕様:143ページ / 22cm×19cm / 函・帯付
✳︎特徴:扉に徳島伝統の「阿波うだ紙」使用。表紙・函は宮内フサ作「高松張子 振り槌」の芹沢デザイン。
【目次】
・序(外村吉之介/宮尾しげを/斎藤良輔)
◎さぬきのおもちゃ(デコもらいの土俗、ほうこ、はり子いろいろ、大型はりこ人形、ヨネズ、破魔弓と張り鶴、土焼きおもちゃ、凧あれこれ、面拝々相、相撲はりこ、はりこびな)
◎あわのおもちゃ(宮内塩の栄吉、切り紙鯛あみ船、丸亀の住吉さん、うそかえ神事、滝宮念仏踊り、こんぴらでこ、こんぴら鈴、こんぴら犬、あねさま、屋島の山かご、祭礼おもちゃ、染川さき石人形、獅子がしら、阿波大津人形、天狗久を訪ねて、天狗久のお染)
◎いよのおもちゃ(松山ん晴起き上り、松山土天神、姫天神のこと)
◎とさのおもちゃ(土佐の相合傘、女起き上り、土佐風俗人形、杉野九甲翁と私)
・人形とともに人間を愛す(杉野九甲)
・宮内フサ特集 / 収録図版一覧 / 所蔵者一覧 / 著者紹介
四国の土の匂いと、手が覚えているぬくもり。
人間国宝・芹沢銈介が手掛けた装幀を開くと、そこはもう昭和の四国玩具の深遠な小宇宙です。
高松張子の伝説・宮内フサさんの「振り槌」をはじめ、奉公さん、太鼓叩き、宇和島の牛鬼、阿波のデコ人形や天狗久の頭、鯨車まで。石井直矢氏の冴えたレンズと加藤増夫氏(鳩笛庵)の滋味あふれる文言が、消えゆく土着の美を鮮やかに掬い上げています。扉の阿波うだ紙の質感まで愛おしい。
民藝の眼と郷土玩具への愛が美しく結実した、棚に差しておくだけで誇らしい四国の玩具を追う蒐集家なら、この佇まいには抗えないはずです。
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