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○毎週 #新潟本名言 を紹介✨
○ #カミログ新潟 で新潟の古書・紙紙物を紹介📖
○ピア万代の産直お富さん食本コーナー・新潟駅のぽんしゅ館クラフトマンシップの新潟本コーナー選書管理
○新潟ネタ📚発刊。
ぽっぽ焼き📙サントピアワールド📙デイリーヤマザキ新潟大島店📖唎酒番所📘とんかつ太郎📕

【新潟の古紙物紹介】🧐『新潟地震震災調査報告書』+「被災状況と土地条件」地図📋🗾1965年(昭和40年)3月建設省国土地理院 地図部長・井上英二冊子1部+大判地図4枚セット昭和39年(1964年)6月16日に発生した新潟地震の震災調査を、建...
18/09/2026

【新潟の古紙物紹介】🧐

『新潟地震震災調査報告書』+「被災状況と土地条件」地図📋🗾

1965年(昭和40年)3月
建設省国土地理院 地図部長・井上英二
冊子1部+大判地図4枚セット

昭和39年(1964年)6月16日に発生した新潟地震の震災調査を、建設省国土地理院がまとめた公式報告書と、付属の大判地図のセット。

【内容など解説】🧐

◯新潟地震は1964年6月16日13時2分、新潟県粟島南方沖を震源(深さ約40km、M7.5)として発生。
新潟県・山形県・秋田県・福島県などに広域な被害をもたらし、被害総額の9割強が新潟市に集中した。
沖積地盤上に立地した都市の脆弱性を露わにした歴史的な地震。

◯報告書は「まえがき」「第I編 総説」「第II編 地域各説」「第III編 続図のために」で構成。総説では新潟地震の概況・調査目的・被害の地域的分布・土地条件との関係・地盤沈下・津波による被害などを詳細に記述。
地域各説では新潟市周辺・信濃川下流域・阿賀野川下流域・新潟平野北部・山形県・秋田県の震災地域をそれぞれ分析している。

◯本報告書の核心は「土地条件と震災との関係」。
まえがきに「土地条件図が地震災害に対する防災対策に貢献する所が大きいことを痛感した」とあり、震災を契機に土地条件図の防災活用を強く訴えた先駆的な調査報告。

◯付属の大判地図は「新潟地震 被災状況と土地条件」と題した4枚構成。
新潟市街地(その1・その2)、新潟平野北部(その1・その2)を1万分の1および5万分の1で収録。
被災状況を土地条件(微地形・地盤)と重ね合わせて色分け表示した、震災直後の科学的記録として稀少な資料かと。

◯本文中の震度分布図・断層図・津波遡上記録なども収録。
阿賀野川では河口から12km上流まで津波の遡上が確認され、旧松浜橋が4km上流の泰平橋まで押流されたことなども詳細に記録されている。

◯冊子・地図ともに経年のやれはあるが判読に支障なく、建設省発行の公式資料として資料的価値が高い。
新潟地震・防災史・地形研究・都市計画史いずれの観点からも見逃せない一点かと。

📖 紙が語る「歴史の断面」
あの日の揺れが何を壊し、なぜそこが壊れたのか。
土地の記憶が、地図と報告書に刻まれている😌

#カミログ新潟 #ぽんしゅ館クラフトマンシップ新潟本コーナー #新潟 #古紙物 #古書 #新潟地震 #昭和39年 #国土地理院 #防災 #新潟地図 #郷土史

リクエストから始めた徒然なるままに記す読書感想文シリーズ📖今回は、世界的な大ヒット作からの問題提起⁉︎の一冊📙 『BUTTER』柚木麻子/河出文庫(新潮文庫版もあり)※ネタバレあり、ご注意ください。【読むきっかけ】海外でめちゃくちゃヒットし...
18/09/2026

リクエストから始めた徒然なるままに記す読書感想文シリーズ📖
今回は、世界的な大ヒット作からの問題提起⁉︎の一冊📙


『BUTTER』柚木麻子/河出文庫(新潮文庫版もあり)
※ネタバレあり、ご注意ください。

【読むきっかけ】
海外でめちゃくちゃヒットしてるって聞いて、気になって手に取った。
実在の連続不審死事件をモチーフにした社会派小説なんですが、日本小説の海外翻訳ヒット作って、長らく村上春樹一強みたいなイメージがずっとあったから、こういう現代的なテーマがどう読まれてるのか確かめてみたくて。日々の慌ただしさからちょっと離れて、話題作の世界観にドップリ浸かってみようかなと思って読み始めた📖

【あらすじ】
物語の中心にいるのは、男たちを言葉と料理で虜にして死に至らしめたとして逮捕された容疑者・梶井真奈子(カジマナ)。
若くも美しくもない彼女が、なんでそこまで男たちを魅了できたのか。
週刊誌記者の町田里佳は、フェミニストやマーガリンを激しく嫌う梶井と面会を重ねていくことになる。

最初は事件の取材として冷ややかに接していた里佳ですが、梶井から教え込まれる料理や料理店を試したり、コミュニケーションをとり、異常なこだわりに触れるうちに、どんどんその言葉と思想に侵食されていく。
バター乗せご飯から高級フレンチ、七面鳥料理まで、食を通して里佳の体型も精神も、人間関係すらも大きく揺らぎ始めていく展開。

【感想】
◯食の描写にまんまと引き込まれる
読み始めてまず「うわ、文章力すご」って引き込まれたのが食の描写。
主人公の里佳が梶井の言葉に誘導されて、最初は興味のなかった料理・食にハマっていくんですが、読んでるこっちも「バター乗せご飯」試したくなったり、紹介される高級フレンチ店を調べ出したり。
まんまと文章の力と食の魔力に引き込まれちゃう感じで、この追体験は素直にすごいと思った。

◯正直ちょっと冷めた部分も
でも正直、読み進めるうちにちょっと冷めちゃった部分とか「ん?」って違和感が、、、
とにかく料理や食に割かれる文章のページ数が多すぎて重い。
「さすがに料理の尺、長すぎないか?」って思っちゃって、食にそこまで執着がない身としては途中でちょっと冗長に感じちゃいまして……。

あと、登場する男性キャラの描かれ方。
彼氏のまこっちゃんをはじめ、みんななんか「女性的すぎる」か「極端にステレオタイプ」に見えて、リアリティという意味では首をかしげちゃいました。
女性著者が描くストーリー上の仕掛けとして配置されてるのかな、なんてちょっと冷めた目で見ちゃったりして。

◯「痩せて美しくあれ」への抗いという読み方
ただ、そういった違和感も含めて「なんで受けしてるのか」を考えると、納得がいくんですよね。
「痩せて美しくあれ」「家庭的であれ」っていう強いプレッシャーに対して、背徳的なバターを貪り喰らって自分の自我を貫く姿が、強烈な社会的メッセージ(ルッキズムやミソジニーへの抗い)として刺さってるんではなかろうかと。

◯なんで日本よりイギリスでバズったのか
ここ、個人的にすごく気になったポイントで。

私の考察というか、勝手な想像なんですが……。
日本で「BUTTER」がここまで爆発的にはならなかった一方でイギリスでここまで刺さったのって、翻訳の力ももちろんあると思うんだけど、それ以上に「日本では当たり前すぎて空気みたいになってる価値観」が、外から見ると衝撃的な題材として映ったからなんじゃないかなと思う。
女性の生き方とか、仕事と容姿へのプレッシャーとか、食との付き合い方とか、日本で暮らしてると「あるある」で終わっちゃうようなことが、海外の読者にとっては「これがリアルな日本の女性の姿なのか」っていう新鮮な驚きだったのかも。

あと、これは完全に自分の仮説なんですけど、日本が「失われた30年」を経て今また経済的な停滞とか、これから本格化する超高齢化みたいな社会構造の問題に直面していく中で、実は他の先進国、特に欧米が数十年後に経験するかもしれない未来を、日本が先取りして描いてしまっている部分もあるのかなって。
だから遠い国の話じゃなくて「これから自分たちの社会もこうなるかも」っていう当事者性を持って読まれてる可能性もあるんじゃないかな、と勝手に想像。
ここは裏取りできてない、あくまで自分の考えなので、話半分で聞いてもらえたら。

◯新潟県阿賀野市の風景も見どころ
あと、中盤に主人公が訪れる被告の実家が、新潟県阿賀野市(安田地区)。
物語の閉塞感とセットで新潟の風景や地元の食文化が描かれてるのも、個人的にはすごく興味深いポイントだった。
世界中でこれだけ読まれてる作品に新潟の地名が出てくるって、正直あんまり知られてない気がしていて。
新潟本を扱ってる立場としては、こういう海外の読者の興味と新潟の観光・インバウンドをもうちょっと結びつけられたら面白いのになと思ったりした。

【まとめ】
「もう一度読み返したいか」って言われるとちょっと違う気もするけど、間違いなく他にはない強烈な体験をくれる一冊。
食とか人間関係、社会からのプレッシャーにちょっと息苦しさを感じてる人とか、自分の価値観をグラグラ揺さぶられてみたい人には、良い刺激になるんじゃないかと😌

#柚木麻子 #河出文庫 #社会派小説 #グルメ小説 #新潟

【新潟の古書紹介】🧐『最新調査 ポケット大日本郡分地圖 新潟縣之部』📘🗾大正14年(1925年)訂正州二版発行(初版:大正9年印刷・発行)著者:黒岩芳馬/発行兼発行者:金井直造発行所:合資会社 雄文館大正期に発行された、ポケットサイズの郡別...
16/09/2026

【新潟の古書紹介】🧐

『最新調査 ポケット大日本郡分地圖 新潟縣之部』📘🗾

大正14年(1925年)訂正州二版発行
(初版:大正9年印刷・発行)
著者:黒岩芳馬/発行兼発行者:金井直造
発行所:合資会社 雄文館

大正期に発行された、ポケットサイズの郡別地図帳・新潟県版。
布張り表紙に金文字の上品な装丁。
英語タイトル「THE NEW POCKET ATLAS OF JAPAN MAPS OF EACH DISTRICT」も表紙に刻まれた、当時の出版文化を体現した一冊📖

【内容など解説】🧐

◯表紙に刻まれた英語タイトルは、大正期の出版文化を象徴する表現。
日露戦争以降、日本の国際的地位が高まる中で、民間出版社が地図帳に英語タイトルを付ける慣習が広まった。
外国人向けというよりも「国際性・近代性」を示すブランディングとしての演出で、知識層・旅行者に向けた商品価値を高める意図があったと思われる。

◯「ポケット」という判型の選択も時代を反映している。
明治末から大正にかけて鉄道網の整備が進み、一般市民が旅行を楽しむ時代が到来。
懐やかばんに収まるポケットサイズの地図帳は「旅する人のための実用品」として各出版社が競って発行した商品カテゴリーで、当時の定価金六拾銭という価格も大衆向け実用書としての性格を示している。

◯収録地図は全13図。
新潟県総図を筆頭に、東蒲原郡・西蒲原郡・中蒲原郡・北蒲原郡・西頸城郡・中頸城郡(高田市街図付き)・佐渡郡・岩船郡・南蒲原郡+古志郡・三島郡+刈羽郡・北魚沼郡+南魚沼郡・中魚沼郡+東頸城郡を収録。
各郡が折りたたみ大判で郡界・集落・河川・山岳・道路を色分け表現している。

◯縮尺は郡によって異なり12万分の1〜33万分の1など各郡の形状・面積に応じて設定。
新潟市街図(7万分の1)・高田市街図(5万分の1)・長岡市街図(1万分の1)の都市詳細図も収録されており、利便性が高い。

◯大正期の行政区画をそのまま記録した地図として、現在の平成合併後とはまったく異なる村名・大字名が網羅されており、地域史・家系研究・郷土史の一次資料として貴重かと。

◯初版は大正9年(1920年)、本書は大正14年(1925年)の訂正二版。
関東大震災(大正12年・1923年)後の改訂版にあたり、震災後の時代状況を反映した調査に基づく内容と思われる。

◯ポケットサイズながら郡別に細密な地図を収めた設計は、当時の実用地図帳の完成形のひとつ。
布張り・金文字の装丁は今も健在で、100年を経た今も地図の判読に支障のない保存状態。

📖 紙が語る「歴史の断面」
大正の越後が、郡ごとに丁寧に折りたたまれている。
ポケットに収まったこの一冊に、100年前の新潟の全てが詰まっている😌

#カミログ新潟 #ぽんしゅ館クラフトマンシップ新潟本コーナー #新潟 #古紙物 #古書 #古地図 #新潟県 #大正 #郡分地図 #雄文館 #郷土史

【新潟の古紙物紹介】🧐『佐渡案内』📃佐渡両津町 本間旅館発行・大正末期〜昭和初期頃と推測鉄道省の御定宿制度が敷かれていた時代、佐渡両津の本間旅館が自ら刷って配った観光案内の折り畳みパンフレット。裏面には日本石油株式会社・仙台逓信局・三菱各社...
15/09/2026

【新潟の古紙物紹介】🧐

『佐渡案内』📃
佐渡両津町 本間旅館
発行・大正末期〜昭和初期頃と推測

鉄道省の御定宿制度が敷かれていた時代、佐渡両津の本間旅館が自ら刷って配った観光案内の折り畳みパンフレット。
裏面には日本石油株式会社・仙台逓信局・三菱各社の「御定宿」表記も並び、当時の旅館が鉄道省以外にも複数の企業指定を得ていたことがうかがえる一枚。

【内容など解説】🧐
⚫︎ 表紙をひらくと「佐渡案内」の題字とともに、順徳天皇・日蓮上人ゆかりの真野宮・黒木御所跡・本光寺・妙照寺・小比叡蓮華峰寺・矢島経島・国分寺跡・阿仏坊妙宣寺・一宮神社・世尊寺・長谷寺・塚原山根本寺など、佐渡島内の名所旧跡が寺社・史跡を中心に文語体でびっしりと解説されている。

⚫︎ 電話番号が「電話四番」と一桁台にとどまる点や、案内文中の候文調の記述からも、電話がまだ普及し始めたばかりの時代の発行とうかがえる。

⚫︎ 中面には佐渡島全体を描いた彩色略地図が展開し、両津・相川・小木・河原田・赤泊・畑野に至る主要道路が朱線で示され、あわせて汽船発着時間表と、両津・相川・小木・河原田・国仲を結ぶ乗合自動車の賃金表が掲載されている。
国仲・相川間参拾五円、両津・小木間四拾五円など、当時の旅程・運賃感覚がそのまま読み取れる資料になっている。

📖 紙が語る「佐渡観光黎明期の一枚」——旅館が自ら刷った案内パンフレットに、鉄道省の御定宿制度と当時の佐渡観光のかたちが凝縮されている。
旅館の自主発行という性格上、公的機関の刊行物と違って現存数が限られるのが本資料の希少性のポイント。
当時の寺社名・地名表記や運賃体系は現在と細部が異なっており、佐渡観光史を辿るうえで一次資料として役立つ。
折り畳み式の簡素な作りゆえに保存状態の良いものは少なく、状態の良い個体が手に入るなら佐渡関連の紙もの収集としても、郷土史研究の脇付け資料としても押さえておきたい一点かと😌

#カミログ新潟 #ぽんしゅ館クラフトマンシップ新潟本コーナー
#佐渡案内 #本間旅館 #佐渡観光 #古紙物 #佐渡

【新潟の古地図紹介】🧐『越後国 二』🗾(江戸時代(推測)・木版手彩色/越後国を複数図に分けたうちの第二図)刊記等は確認できず、版元・製作年ともに不詳。淡い緑・水色の手彩色と柔らかな筆致から、江戸期の作と思われる。越後国全域を二枚に分けて描い...
14/09/2026

【新潟の古地図紹介】🧐

『越後国 二』🗾
(江戸時代(推測)・木版手彩色/越後国を複数図に分けたうちの第二図)

刊記等は確認できず、版元・製作年ともに不詳。
淡い緑・水色の手彩色と柔らかな筆致から、江戸期の作と思われる。

越後国全域を二枚に分けて描いた分幅図のうちの第二図。対になる第一図(頚城郡・魚沼郡方面)も別途存在するが、本図は単独の一枚として紹介📜

【内容など解説】🧐

◯朱枠(オレンジ色の囲み)で示されているのは郡名と城下・城下町格の主要な町。図中には岩船郡・蒲原郡・沼垂郡に加え、古志郡・三島郡の郡名も確認でき、越後平野から中越にかけての広い範囲をカバーしていることがわかる。

◯朱枠で特に強調されているのは村上・新発田・村松の三か所。
いずれも譜代・支藩クラスの城下町で、郡名と並んで地図上の要所として色分け表示されている。

◯川筋は荒川・加治川のほか、信濃川・阿賀野川とみられる大きな流れも水色で描かれ、越後平野を形成する主要河川が複数合流しながら海へ注ぐ様子が表現されている。

◯特徴的なのは、福島潟をはじめとする潟湖が図中に複数、水色で塗られている点。
越後平野はかつて潟や湿地が点在する低湿地帯であったことが、この一枚からもよく伝わる。
海沿いに浮かぶ島は粟島のみが記載され、他に島は見当たらない。

◯注目したいのは、朱枠こそ付いていないものの、図の右下、信濃川・阿賀野川と複数の潟の水が集まる河口部に「新潟」(新潟町)の地名が記されている点。城下町ではないため無印だが、水運の要衝として当時すでに地図上に明記されるだけの存在感を持っていたことがうかがえる。

📖 紙が語る「歴史の断面」
村上・新発田・村松という城下町の間を、信濃川・阿賀野川・荒川・加治川が縫うように流れ、いくつもの潟に水をたたえる。
色のつかない新潟の地にも、すでに川と潟が交わる湊町の輪郭が刻まれている😌

#カミログ新潟 #ぽんしゅ館クラフトマンシップ新潟本コーナー #新潟 #古紙物 #古地図 #越後国 #岩船郡 #蒲原郡 #新潟町 #江戸時代 #郷土史

今週の  #新潟本名言✨📚イネは、イネのいのちと、太陽と水と風と大地・・・の自然と、はたらく人たちの努力で育ち、お米を実らせます。【ごはん】📖辻川牧子著 #ぽんしゅ館クラフトマンシップ新潟本コーナー
12/09/2026

今週の #新潟本名言✨📚

イネは、
イネのいのちと、
太陽と水と風と大地・・・の自然と、
はたらく人たちの努力で育ち、
お米を実らせます。

【ごはん】📖辻川牧子著
#ぽんしゅ館クラフトマンシップ新潟本コーナー

【新潟の古地図紹介】🧐『越後国 一』🗾(江戸時代(推測)・木版手彩色/越後国を複数図に分けたうちの第一図)刊記等は確認できず、版元・製作年ともに不詳。淡い緑・水色の手彩色と柔らかな筆致から、江戸期の作と思われる。越後国全域を二枚に分けて描い...
12/09/2026

【新潟の古地図紹介】🧐

『越後国 一』🗾
(江戸時代(推測)・木版手彩色/越後国を複数図に分けたうちの第一図)

刊記等は確認できず、版元・製作年ともに不詳。
淡い緑・水色の手彩色と柔らかな筆致から、江戸期の作と思われる。

越後国全域を二枚に分けて描いた分幅図のうちの第一図。
対になる第二図(岩船郡・蒲原郡方面)も別途存在するが、本図は単独の一枚として紹介📜

【内容など解説】🧐

◯朱枠(オレンジ色の囲み)で示されているのは郡名と城下町。
頚城郡・魚沼郡・刈羽郡がそれぞれ朱枠で強調され、高田・長岡といった城下も同じ朱枠で表示。
郡境・拠点を視覚的に区別する工夫が見て取れる。

◯黄枠で囲われた地名は柏崎・椎谷など、街道沿いの主要な町・湊と思われる。
郡名・城下(朱枠)/主要町(黄枠)/一般村名(白の楕円)と、地図記号が階層的に色分けされている構成。

◯頚城郡域には高田を中心に、能生・名立・糸魚川方面の海岸沿いの村々、姫川・関川などの主要河川、鵜ノ浜・今井曲など海沿いの地名が細かく列記されている。

◯魚沼郡域には長岡を中心に、小千谷・十日町方面の地名、信濃川とその支流の流れが描き込まれ、内陸部の交通・集落構造がよく分かる。

◯左下には「佐渡舟路十八里」の書き込みあり。
佐渡へ渡る海路の距離(十八里)を示す注記で、陸図でありながら対岸・佐渡島への航路情報まで書き添えている点が興味深い。海運が日常的な交通手段であったことを物語る一筆。

◯全体を通して、郡・城下・町・村が色分け・階層化された記号体系で示され、さらに佐渡航路まで含めた広域的な位置情報も併記。単なる村名一覧図ではなく、街道・水運・郡制を意識した実用性の高い絵図であることがうかがえる。

📖 紙が語る「歴史の断面」
朱に染まった郡境の向こうに、佐渡へ渡る十八里の海が広がっている。
陸と海、両方の距離を一枚に収めた越後の姿😌

#カミログ新潟 #ぽんしゅ館クラフトマンシップ新潟本コーナー #新潟 #古紙物 #古地図 #越後国 #頚城郡 #魚沼郡 #江戸時代 #郷土史

【新潟の古地図沼へようこそ⁉️過去最大の拡充完了📜📃】大好評につき品薄となっていた  #ぽんしゅ館クラフトマン新潟本コーナー の古地図コーナー🗾当初の予定を大幅に超える品揃えになりましたー!!🙌✨✨ただの地図と侮るなかれ、見始めると時間が溶...
11/09/2026

【新潟の古地図沼へようこそ⁉️過去最大の拡充完了📜📃】

大好評につき品薄となっていた #ぽんしゅ館クラフトマン新潟本コーナー の古地図コーナー🗾
当初の予定を大幅に超える品揃えになりましたー!!🙌✨✨

ただの地図と侮るなかれ、見始めると時間が溶ける「最強の沼」がここに完成しました⁉︎
古地図ファンの方はもちろん、歴史好き、街歩き好き、そして何か面白いインテリアを探している方も!
ぜひ店頭で体感して頂きたら幸いです😌
新潟駅近くにお越しの際には、よかったら覗きにお立ち寄りくださいm(_ _)m

#ぽんしゅ館クラフトマンシップ 
#新潟駅
#新潟古地図  #古地図

【新潟の古紙物紹介】🧐『佐渡の想い出』絵葉書集 📮竹谷富士雄画🎨発行:新潟交通株式会社折りたたみ式絵葉書集(ミシン目付き・切り離し可能)収録図:たらい舟/佐渡金山/おけさ踊り/鬼太鼓の面/稲鯨の漁村/平根崎新潟交通が観光土産として発行した、...
10/09/2026

【新潟の古紙物紹介】🧐

『佐渡の想い出』絵葉書集 📮
竹谷富士雄画🎨
発行:新潟交通株式会社

折りたたみ式絵葉書集(ミシン目付き・切り離し可能)
収録図:たらい舟/佐渡金山/おけさ踊り/鬼太鼓の面/稲鯨の漁村/平根崎
新潟交通が観光土産として発行した、新潟県出身の洋画家・竹谷富士雄による佐渡の風景・風俗を描いた絵葉書集。

【内容など解説】🧐

◯画家・竹谷富士雄(1907〜1984)は新潟県五泉市出身。
村上中学卒業後18歳で上京し、1932年にはシベリア鉄道でフランスに渡りシャルル・ブランから本格的なデッサンを学ぶ。
帰国後は藤田嗣治に師事し、瀟洒な色調でパリの都会風景・室内風景を描き続けた新潟が生んだ洋画家のひとり。新潟県立近代美術館にも作品が所蔵されている。

◯収録作品は6図。
表紙のたらい舟(着物姿の男女を乗せた渡海舟のモノクロデッサン)、佐渡金山(道遊の割戸と鉱山施設を描いた迫力ある彩色画)、おけさ踊り(浴衣姿の踊り手2人のスケッチ)、鬼太鼓の面(2種の能面を間近に描いた彩色画)、稲鯨の漁村(島西岸の素朴な漁村)、平根崎(北岸外海府の岩壁景観)

◯内面には佐渡観光地図(両津・小木・相川・八幡・加茂湖・金北山など主要地点、観光・定期バス・徒歩道路の凡例付き)と各図の解説文を収録。新潟から両津まで2時間30分、小木まで20分という当時の所要時間も記載されており、時代の記録としても興味深い。

◯ミシン目で1枚ずつ切り離してそのまま絵葉書として使える仕様。
新潟交通が佐渡航路の旅客向けに制作した観光土産としての性格を持ち、竹谷富士雄という実力派洋画家を起用した品格ある一冊。

◯発行年は記載がなく確認できていないが、竹谷富士雄の活動期と佐渡観光の様子から昭和30〜40年代と思われる。
保存状態は良好で、絵葉書コレクター・佐渡史・新潟洋画史いずれの観点からも見逃せない一点かと。

📖 紙が語る「歴史の断面」
たらい舟に揺られ、金山の坑道をくぐり、おけさの音色が聞こえてくるような、竹谷富士雄の線と色が佐渡を閉じ込めている😌

#カミログ新潟 #ぽんしゅ館クラフトマンシップ新潟本コーナー #新潟 #古紙物 #絵葉書 #佐渡 #竹谷富士雄 #新潟交通 #昭和 #佐渡金山 #おけさ

【新潟の古書紹介】📚『縣内地名新考』上・下巻📕📗著者:小林存新潟日報事業社 刊(復刻版)新潟県内の地名の由来を、地形・居住形態・交通・動植物・伝説など多岐にわたる切り口で読み解いた、郷土地名研究の名著。原本は昭和25年(1950)発行、本セ...
09/09/2026

【新潟の古書紹介】📚

『縣内地名新考』上・下巻📕📗
著者:小林存
新潟日報事業社 刊(復刻版)

新潟県内の地名の由来を、地形・居住形態・交通・動植物・伝説など多岐にわたる切り口で読み解いた、郷土地名研究の名著。
原本は昭和25年(1950)発行、本セットは昭和57年(1982)刊行の完全復刻版。

【内容など解説】🧐
⚫︎ 全13章構成。
第1章「序説に代えて」から始まり、過去の地名と現在の地名、新地名の起源及び進化の過程、方位及び位置名、地形から来た地名、占居形態に関する地名、交通・動植物・伝説にちなむ地名まで、体系立てて分類されている。

⚫︎ 目次を見るだけでも「潟という地名」「崎という地名」「タカ・カタチの在り方に起因する地名」「田畑という地名」「牛山と牛田」など項目が細かく、著者が県内各地で実地に集めた地名の実例が丁寧に並ぶ。

⚫︎ 巻末の第十三章「むすび」では、地名解釈の困難さと自身の限界を率直に告白しつつ、柳田先生(柳田國男)の名を引きながら「地名は神の名である」という著者の根本思想に立ち返って本書を締めくくっている。

【著者について】✍️
小林存(こばやし ながろう、1877〜1961)は新潟県生まれの郷土史家・民俗学者。「新潟新聞」主筆を経て、郷土研究誌『高志路』を創刊。
柳田國男とも交流を持ち、新潟における民俗学の先駆者として活躍した。
『越後方言考』などの著書のほか、幻の布「アンギン」の発見でも知られる。

📖 紙が語る「在野の郷土学者が生涯をかけて残した地名事典」——本書は単なる地名辞典ではなく、著者自身が現地で聞き取り、迷いながら考証を重ねた過程そのものが記録された一冊。
帯には「おもしろ地名事典」の惹句が躍るが、中身は地道な民俗学的探究であり、新潟の地名研究・郷土史研究の一次資料として今なお参照価値が高いかと😌

#カミログ新潟 #ぽんしゅ館クラフトマンシップ新潟本コーナー
#小林存 #縣内地名新考 #新潟日報事業社 #古書 #郷土史 #地名研究

住所

新潟県新潟市中央区花園1-1-1cocolo西N+
Niigata-shi, Niigata
950-0086

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