不便な本屋【b.e.park POPUP Store】

不便な本屋【b.e.park POPUP Store】 不便な古本屋です。

第6回「日記祭」のトークイベント"失ったもの、残したこと、その宛先"にお越しいただきありがとうございました。『喪失の日記』について改めて聞けたこと、その時間をみなさんと共有出来たことをとても嬉しく思います。文章でも会話でも、瑠華ちゃんから出...
07/04/2025

第6回「日記祭」のトークイベント"失ったもの、残したこと、その宛先"にお越しいただきありがとうございました。

『喪失の日記』について改めて聞けたこと、その時間をみなさんと共有出来たことをとても嬉しく思います。文章でも会話でも、瑠華ちゃんから出てくる言葉がすきだなあとしみじみ振り返っています。

当日はとても緊張してしまって、瑠華ちゃん、日記屋月日のスタッフのみなさん、会場に来てくださった方々に何度も助けていただき感謝しています。みなさん一緒に居てくださり心強かったです。ありがとうございました🌸

こちらは5月6日まで配信でもご覧いただけます。
自分の至らなさに恥ずかしさがありますが、本来ならふわりと消えていくはずの私たちの会話を残してもらって、そんなありがたいことはないので、ぜひ聞いてもらえたら嬉しいです。

・

4月6日はみなさんにとってどんな一日でしたか?日記祭を通して日付はみんなに共通していて、日記は会話のきっかけになったり、読んで他の人の人生が共にあることに励まされたりすることに改めて面白さを感じました。これからも誰かの日記を読みながら生活を続けていこうと思います。

🎟️配信
https://tsukihi.stores.jp/items/67d9428df0a6af0f24e900c1

(私が多動すぎて酔いやすい方はどうぞ気をつけてご覧ください......!本当にすみません😭🌀)

≡☆嬉しいお知らせ☆≡4/6(日)に下北沢BONUS TRACKで開催される日記祭のトークショーに石川瑠華さんと共に出演します。 「失ったもの、残したこと、その宛先」という素敵なテーマをいただき、聞きたいことや話したいことがいまにも溢れそう...
12/03/2025

≡☆嬉しいお知らせ☆≡

4/6(日)に下北沢BONUS TRACKで開催される日記祭のトークショーに石川瑠華さんと共に出演します。

「失ったもの、残したこと、その宛先」という素敵なテーマをいただき、聞きたいことや話したいことがいまにも溢れそうですが、大切に会場に持っていきます。

石川さんの著書『喪失の日記』について改めてお話しを聞ける機会になると思うので、現在の心境から初版を出した当時のことを振り返るなど、当時居合わせたからこそ出来るお話しもできたらと思います。(......がんばります!)

なによりるかちゃんと話す時間が大好きなので、みなさんと共有できることが嬉しくて楽しみです。ぜひ遊びにいらしてください。一緒に春の思い出を作りましょう‪( ᷇࿀ ᷆ و(و🌸

<イベント・企画概要>
開催日時:2025年4月6日(日)11:00-17:00
開催地:BONUS TRACK(東京都世田谷区代田2-36-15)
主催:日記屋 月日
協力:散歩社
※荒天時は 7月6日(日)に延期となります。

詳細は下記noteご覧ください☺︎
https://note.com/nikki_tsukihi/n/nb20889b6eac

#日記祭

福永武彦『草の花』を読んでいた日々の日記です。
1月7日今月は自分のトラウマに向き合う月と決めて、ほとんど働きもせずぼんやりとしている。過ぎゆく日々への焦りと、なんか全部どうでもいいと言う投げやりな気持ちが交互に押し寄せてずっと寄るべない気...
09/02/2025

福永武彦『草の花』を読んでいた日々の日記です。

1月7日
今月は自分のトラウマに向き合う月と決めて、ほとんど働きもせずぼんやりとしている。過ぎゆく日々への焦りと、なんか全部どうでもいいと言う投げやりな気持ちが交互に押し寄せてずっと寄るべない気持ち。

孤独な気持ちに寄り添ってほしくて、福永武彦『草の花』を家の本棚から抜く。

1月8日
何もする気が起きない。ぼんやり悲しい。とんでもなくつまらない番組を発見して、つまらない……!と思いながら繰り返し見てはつまらないことに癒されている。

1月9日
たまに手伝っている飲食店でバイト。フォークを拭いていると急に焦点が絞られる感じがする。目の前にフォークがある。私が目で捉えているものが、自分だけのものであることの寂しさに今日は何故か耐えられない。

1月10日
光にハマって懐中電灯を買う。懐中電灯を使いたいがためにわざわざ夜中に友達と大きくて静かで暗い公園に行って、真っ暗な場所で本を照らして読む。寒くてすぐに引き上げたけど良い時間だった。

1月18日
作りかけのzineを再編する。zineのために撮ってもらった自分の身体の写真が何枚かあって、どれにするか迷っているうちに自分の身体を載せてみたくなったのでインスタに載せてみる。自分の身体が自分を離れて多くの人に見られるたときどう思うのかなあと興味があったけど、私の身体はただ私のものであり続けるのだった。

1月23日
昨日は誕生日だったので、珍しくいっぱい届いているラインをゆっくり読む。誕生日に一瞬でも思い出してくれた人たちのおかげで昨日は自分という存在が濃いような気がした。おめでとう、ずっと味方だよ、自分らしくいてね、大好きだよ、一緒に生きよう、言葉に照らされてピカピカひかる。

1月28日
ひとりでなんとなく千葉に泊まる。仕事をしてから静かに本を読む。いつまでも寂しい悲しいと立ち直れない自分に苛立つが、自分に対して向ける感情はいつか他人にも向けてしまう可能性があるので、悲しいなら悲しみつくすしかないのだと自分を落ち着かせる。

1月29日
今日も千葉にいる。電話で友達の喜ばしい話を聞いて、ふたりで嬉し泣きをする。私の心にまだこんなに綺麗な場所が残っていることを教えてくれてありがとう。

2月3日
深夜1時に自転車で集まりカラオケに行き、宮本浩次を熱唱してくれる女の子のがんばろぜに励まされる。

帰り道に冷たい風を全身で感じながら、私は生きてやってやるぞ、と誓う。死んだら何も出来ないじゃない、ばかだなあ。私はいつまでもあなたの不在が寂しいなあ。

2月4日
この前参加したイベントのことを思い返す。自由に話せる形式だったのに私は2時間全く話せなかった。何を話しても誰かを傷つける気がして怖くなって黙っていたけど、何をせずともその場に居ることを許されるというのは心地が良くありがたかった。その一方で、隣の人が声と指を震わせながら自分の言葉で話している姿が心に残っていて、勇気を持って話すということをしてみたい自分もいる。一対一とかできる範囲で始めてみたい。

2月5日
頬で産毛の柔らかさを感じながら、近づくことをお互いが許し合うことを奇跡と思う。耳の裏、首筋、唇から覗く歯、冷えた足。本を開くと主人公の汐見に招集が来る。

2月6日
文章から著者の戦争に対する傷が伝わってくる。戦争が残す人の痛みをこのような小説として残すことの凄さに動けなくなる。

私は今という時代にどんな影響を受けているのだろう。私はこの時代に何を思えばいいのだろう。何を見つけて、どんなことを書けるのだろう。

#読書日記 #日記 #読書記録 #読書

2025年の読み始めは今敏監督のブログ、それから川上弘美『神様』です🌅12月31日15時。終わらない大掃除を早々に諦めて友達の家に向かう。事前に用意していたワインだけでは寂しい気がして、コンビニでお菓子を買い足す。それから今敏監督のブログの...
19/01/2025

2025年の読み始めは今敏監督のブログ、それから川上弘美『神様』です🌅

12月31日
15時。終わらない大掃除を早々に諦めて友達の家に向かう。事前に用意していたワインだけでは寂しい気がして、コンビニでお菓子を買い足す。それから今敏監督のブログの一部とお気に入りの写真を一枚印刷して、丁寧に畳んで本に挟む。大きな声でよし!と言ってしまい、恥ずかしくて足早にコンビニを出る。

1月1日
久しぶりにお酒を飲んだらひどく眠くなってしまって、うとうとしたまま年を越す。みんながはしゃいでいる声が心地よく、良い新年の幕開けになった。朝日を見に行こうと張り切っていたものの、疲れてしまって「解散!」と清々しく別れる。家に帰ると目が冴えてきて、昨日印刷した今敏監督のブログを読む。「最後までやり通す」という言葉が太字になっている部分を選んだので、挫けそうなときは何度でも読もうと思う。それから君と合流して、ふわふわと一日が過ぎる。今年は感覚、特に視覚や触覚に意識的でいたい。

1月3日
以前本屋で行った本を交換するイベントで選んだ本を読み始める。ここぞというときに読もうとじっくり機会を待っていて、今日がここぞというとき。添えられた言葉の眩しさに照らされる。

物語の最初にくまがで出来て、『羆嵐』ぶりのくまだったので身構えたけど、礼儀の正しいくまで安心した。

1月4日
昨日読んだ最初の一編が良かったので、起きてすぐベッドの上で読む。この本を一番好きと言う人、このポップを書いてくれた人、知らない人たちのことがとても好きになる。

1月5日
生きるってなんて寂しいことなの。うーって小さく唸る。理由もなく、誰のためでもなく、ただ生きることの虚しさに打ちのめされる。あの日、あなたがなんでもなさそうに言った「その人は死んだことが救いだったんじゃ無い?良かったんだよ。」という冷たい言葉に頷きそうになる。

今日は『神様』の中の「花野」という短編を読んでいて、亡くなった叔父が時々現れては会話をするという話だった。「生き返って、秩序や無秩序の中で暮らしてみたいもんだ」という言葉に泣きそうになる。お父さんは生き返りたい?と問いかける。壁に向かって問いかけながら、その虚しさに乾いた笑いが出る。

生きている方がいいなんて軽々しく言えない世界で、あなたが別に冷たい訳じゃないことを分かっていて、それでも綺麗事を貫こうと誓った日の燃えるような夕日が壁に浮かぶ。

1月6日
くまの夢を見た。頭がぼんやりとしたまま本を開き、夢の続きのまま本を読み終える。佐野洋子さんの解説が面白くてくすくす笑う。味方であるような言葉に嬉しくなる。目が覚める。また今日が始まる。新しい本をまた手に取る。

#読書記録 #読書感想 #読書日記 #読書 #日記

フランソワーズ・サガン『愛と同じくらい孤独』を読んでいた日々の日記です。諸事情で今回は日付はなしです。12月⚪︎日パラパラと読んでいた『愛と同じくらい孤独』を腰を据えて読むことにする。サガンの本はほとんど読んだことがないけれど、多感な時期に...
08/01/2025

フランソワーズ・サガン『愛と同じくらい孤独』を読んでいた日々の日記です。諸事情で今回は日付はなしです。

12月⚪︎日
パラパラと読んでいた『愛と同じくらい孤独』を腰を据えて読むことにする。サガンの本はほとんど読んだことがないけれど、多感な時期に読んだ『悲しみよ こんにちは』は長い間私をうっとりさせたし、スピードが好きと言う彼女に親しみを覚えた。私はいつだってスピードを求めていた。5才の頃、なんとか乗れるようになった自転車で急斜面を下り、転がり、大怪我をした。それでも懲りずにスピードを求め続ける自分に、同じ人が居ると思わせてくれた。それだけで好きだった。当時何かを好きになる理由なんてそんなもので、そんなものが大切だったことに懐かしくなる。

12月⚪︎日
仕事を終えて本を読む。インタビュー形式の本だからか、読んでいるのにサガンが話しているように感じる。私の頭の中のサガンはなんだか早口。

そういえば、本を読むとき映像が浮かんでは消えていくことが多いんだけど、みんなはどうなんだろう。

12月⚪︎日
いつもの場所で人を待ちながら本を読む。声が耳に届いて本の世界から現実に戻る瞬間って幸せだと思う。

何年も時間を過ごしているのに、今日はなんだか君の発する言葉のロマンチックさに感動ばかりしていた。ああ、ロマンチックなことが好きだな、と思い出す。ここ数年は現実的で居ることが必要で、屈強な人間を演じていたけど、私は簡単にナーバスになるし、甘ったるい時間が好きだし、脆い自分のままで居たいと本当は願っている。本当に臆病だから、何年一緒に居ても緊張したりするし、人と仲良くなるのに時間がかかってもどかしいけど、こんな感動に出会えるならこの性格も悪くないかも。

冬だね。私はサガンの本を読んでいて、孤独で情けなくて、君が私を寒くないようにしてくれた全てのことを忘れないでいたいと思っています。

12月⚪︎日
強くストレスを感じることが重なってさっぱりご飯が食べれなくなってしまった。ストレスが身体の中でぷーっと膨らみ続けて苦しい感じがする。気を紛らわすようにさくらももこのエッセイを読む。

12月⚪︎日
友人カップルの家に行くと私用のパジャマが用意されていた。ふわふわしたパジャマに身を包み、ご飯が出来る匂いに癒されながら本を読む。ご飯は食べる気にならないので、ふたりが食べるのを横目に本を読む。いつでも帰っておいで〜とパジャマを用意してくれたふたりは近々海外に行ってしまう。行ってしまうなんて言わないで、やっと行けるね幸せで居てねとちゃんと送り出したい。

12月⚪︎日
ここ数日、ある事件の公判の中の言葉に果てしなく無力感を感じている。性犯罪に対する社会やある一定の人間の対応にいつまで悔しい思いをしなければいけないのか、と絶望する。アフターピルも全然身近なものにならないし、なんなんだ。それぞれの身体が尊重されて大切にされて欲しい、それだけなのに。

“人生でもっとも興味深いと思うのは人間と政治上の出来事です。命をかけてもいい、と思う位のものがあります。
親しい人のためには、あるいは組織化された不公平をなくすためには命をかけてもいいと思います。”
とサガン。強く頷き、ページの右端を折る。

12月○日
負の感情に負けるもんかと髪を赤く染める。あまり染まらなかった〜と会ってすぐのSちゃんに言うと、前よりは赤いよ〜と適当に慰められて嬉しくなる。喫茶店で静かに本を読んで、時々ちょんちょんとつついて好きなページを教え合う。帰り際に長い立ち話をした。

12月○日
仕事をする気にならず下北をプラプラ歩く。サボりと言えば映画だ!と思って、『SUPER HAPPY FOREVER』を観ることに。時間があったのでK2に隣接しているカフェで一息つきながら飯村大樹『失われた「実家」を求めて』を読み泣く。共感されるはずが無いと思って口にしなかったことが言葉として書かれていて嬉しかった。涙腺が緩んでいたのか映画のなんてことないシーンで泣く。何人かの友人が絶対好きだと思うと言ってくれていて、この映画を好きだと思ってもらえたことに満たされる気持ちだ。

12月⚪︎日
よく聞いているPodcastが軒並み『ナミビアの砂漠』を
今年の良かった映画のひとつに挙げていて、やっぱり観ておこうと映画館に行く。舞台挨拶前のアイザイア・レティネンさんが居て、別にそれだけなんだけどなんか嬉しかった。

映画を観ていたら途中で急にお腹が空いてきて、帰りにご飯をガツガツ食べて朝まで本を飲み込むように読んだ。完全復活。めでたしめでたし。

*

2024年もあと数日になった。今年は特にひとりの時間を多く過ごした。ひとりで居ることは安全で、とても好き。自分がやっと手に入れたものだと思う。孤独というものを愛おしいと思っている。そう思えるのは、周りの人が優しさを持って私がひとりになる時間を守ってくれていることでもある。そのありがたさを忘れずにいられるかな。いれたらいいな。来年はもう少しやわらかな人間になって、少しでも多くの言葉を交わしたい。

*

愛と同じくらい孤独 本棚に戻した本を眺めて、素敵なタイトルだとうっとりする。

#読書日記 #日記

『デイゴ・レッド』を読んでいた日々の日記です。(本の感想ほとんど無しです......!)11月24日長いこと本棚で眠っていた『デイゴ・レッド』が急に気になって今日から読むことにする。著者のプロフィールに”1909年、コロラド州デンバーにて、...
16/12/2024

『デイゴ・レッド』を読んでいた日々の日記です。(本の感想ほとんど無しです......!)

11月24日
長いこと本棚で眠っていた『デイゴ・レッド』が急に気になって今日から読むことにする。著者のプロフィールに”1909年、コロラド州デンバーにて、イタリア人移民家庭の長男として生まれる”とあったので、少し時代背景を調べようとスマホを手に取ったらうっかりインスタを開き、うっかり永野芽郁さんの肩のラインの綺麗さに感動して筋トレをしてみたら肩を捻っていじける。本は読まず27日のJamie XXのライブのチケットを買った。

11月25日
早起きして蒸篭でミニトマトをひとパック蒸す。蒸しているあいだに本を読み始め、食べながら、歯を磨きながら、着替えをしながらありとあらゆる行儀の悪さを尽くしながら本を読み進める。とにかく面白くて読む手を止められないのだ。この面白さを上手く言葉で表現したいと思うけどなんだか難しい。出来ない時は無理しなくていいか。とりあえず朝読んで感じたのは、父の寂しさがの表現が良いということ。

11月26日
地元の友達とドライブがてら大きなお風呂へ。着くと、じゃ、22時頃に〜とそれぞれ暖簾をくぐる。私は少し早く上がって休憩所で本を読むぞ!と意気込んでいたけれど、雨降る露天風呂があまりに良くてお風呂を優先した。気持ちよかった。

11月28日
仕事に疲れ果てて道の隅に座る。私はどんな場所でも疲れたら座ることを心がけている。都心の人の流れが多い場所(の隅)に座るとき「点を打つ」と言葉が浮かぶ。人の流れに点を打ちながら本を読む。何度も同じページに戻る。"自分の罪を、反省してる?"という言葉に戻る。その一文はもはや文章の流れが持つ意味を失い、ただ自分に向けられているように感じる。私の罪、あなたの罪、流れていく人々が抱える罪。それを隠すように守るように存在する身体というものがここにはたくさんある。ずっと脈略ないことばかり考える。

12月2日
仕事にてんてこ舞い。つくづくマルチタスクが苦手だと落ち込む。これ以上心が乱れないよう必死に文字を追って電車に揺られていたら(かなり)前に住んでいた街で降りてしまった。手に本を持って世田谷代田に取り残されてマヌケである。まあせっかくなので好きだった歩道橋に登って光の海を見る。『デイゴ・レッド』にも見せる。最近ずっと一緒だね。そのまま梅ヶ丘まで歩いて、毎年この季節に現れるチープな電飾を見る。木に不器用に巻かれたイルミネーションはいつだって私の胸を打つ。いつも私を喜ばせようとしてくれたおばあちゃんを思い出す。『デイゴ・レッド』の中に感じる記憶のような雰囲気が今日という日によく似合う気がした。

12月3日
本を夢中で読んでいたら乗り換え損ねて新宿に着いてしまった。ああ、君のせいだよと心の中で悪態をつきながら友達が住む街に向かう。今度は乗り過ごさないように本を胸に抱く。楽しい夜になればいいと願う代わりに強く抱く。

12月4日
写美でふたつ展示をみる。NADiffに寄って展示で気になった人のアーティストブックを買うか迷いに迷って断念する。本を買うのを我慢するときがいちばん寂しい。しかし今月に入ったばかりなのに人に言えないような金額の本を買っている。『デイゴ・レッド』を読み進めるのみ。

12月8日
展示を観るためワタリウム美術館に滑り込む。着くとなぜか文鳥が逃げ回っていて、受付の人の頭にちょこん、お客さんの頭にちょこんと乗ってその場に居る人達で笑ってそれだけでここに来て良かったと思う。貰ったステッカーを本の栞にした。

12月9日
公開を心待ちにしていた映画『どうすればよかったか?』を観るために早い電車で有楽町へ。映画のチケットを手に入れて(窓口で買うのが好きなので)待合の席で本を読む。映画の前に本が読み終わり胸がいっぱい。映画を待つ間に読み終わるのってなんか好きだな。

あとがきで「デイゴ」が侮蔑語であること、作者の育った時代や家庭の雰囲気を知り文章が纏っていた雰囲気が腑に落ちていく。そしてたまらず最初のページを開き直す。その瞬間の喜びでまた本が好きになる。

#読書記録 #読書感想 #日記

『デイゴ・レッド』を読んでいた日々の日記です。(本の感想ほとんど無しです......!)11月24日長いこと本棚で眠っていた『デイゴ・レッド』が急に気になって今日から読むことにする。著者のプロフィールに”1909年、コロラド州デンバーにて、...
16/12/2024

『デイゴ・レッド』を読んでいた日々の日記です。(本の感想ほとんど無しです......!)

11月24日
長いこと本棚で眠っていた『デイゴ・レッド』が急に気になって今日から読むことにする。著者のプロフィールに”1909年、コロラド州デンバーにて、イタリア人移民家庭の長男として生まれる”とあったので、少し時代背景を調べようとスマホを手に取ったらうっかりインスタを開いて、永野芽郁さんの肩のラインが綺麗さに感動して筋トレをしてみたら肩を捻っていじける。本を読まずに27日のJamie XXのライブのチケットを買った。

11月25日
早起きして蒸篭でミニトマトをひとパック蒸す。蒸しているあいだに本を読み始め、食べながら、歯を磨きながら、着替えをしながらありとあらゆる行儀の悪さを尽くしながら本を読み進める。とにかく面白くて読む手を止められないのだ。この面白さを上手く言葉で表現したいと思うけどなんだか難しい。出来ない時は無理しなくていいか。とりあえず朝読んで感じたのは、父の寂しさがの表現が良いということ。

11月26日
仕事の後に地元の友達とドライブがてら大きなお風呂へ。お風呂に着くと、じゃ、22時頃に集合で〜とそれぞれ暖簾をくぐる。少し早く上がって休憩所で本を読むぞ!と意気込んでいたけれど、雨降る露天風呂があまりに良くて、上がれる気配まるでなし。寝湯で寝転びながら存分に雨に打たれ、時間ギリギリまでお風呂を楽しむ。それから24時間やっている気合いの入った店で中華を食べつつ、今度作ろうと思っている物について話しを聞いてもらう。先日ラインで相談していて、今日はそのことを気にかけて誘ってくれたのだと思う。優しいね。作る内容が面白いかとかお金の面での不安があり、それぞれ説明する。お金なんてどうにかなる、と言われればそうなんだけど、不安な気持ちは消えないからそこを蔑ろにせず提案をしてくれたのが嬉しかった。お金のことはね、いつだって不安ですよ。スーパーでだってちょっと泣きたくなりますよ。まだまだ話そうと深夜2時までやっている喫茶店を見つけてさらに話し込んで、長い道のりを帰る。笑いに笑って、このまま車が飛んでいっちゃうんじゃないかって思った。

11月28日
仕事に疲れ果てて道の隅に座る。私はどんな場所でも疲れたら座ることを心がけている。都心の人の流れが多い場所(の隅)に座るとき「点を打つ」と言葉が浮かぶ。人の流れに点を打ちながら本を読む。何度も同じページに戻る。"自分の罪を、反省してる?"という言葉に戻る。その一文はもはや文章の流れが持つ意味を失い、ただ自分に向けられているように感じる。私の罪、あなたの罪、流れていく人々が抱える罪。それを隠すように守るように存在する身体というものがここにはたくさんある。ずっと脈略ないことばかり考える。

12月2日
仕事にてんてこ舞い。つくづくマルチタスクが苦手だと落ち込む。これ以上心が乱れないよう必死に文字を追って電車に揺られていたら(かなり)前に住んでいた街で降りてしまった。手に本を持って世田谷代田に取り残されてマヌケである。まあせっかくなので好きだった歩道橋に登って光の海を見る。『デイゴ・レッド』にも見せる。最近ずっと一緒だね。そのまま梅ヶ丘まで歩いて、毎年この季節に現れるチープな電飾を見る。木に不器用に巻かれたイルミネーションはいつだって私の胸を打つ。いつも私を喜ばせようとしてくれたおばあちゃんを思い出す。『デイゴ・レッド』の中に感じる記憶のような雰囲気が今日という日によく似合う気がした。

12月3日
本を夢中で読んでいたら乗り換え損ねて新宿に着いてしまった。ああ、君のせいだよと心の中で悪態をつきながら友達が住む街に向かう。今度は乗り過ごさないように本を胸に抱く。楽しい夜になればいいと願う代わりに強く抱く。

12月4日
写美でふたつの展示をみる。NADiffに寄って展示で気になった人のアーティストブックを買うか迷いに迷って断念する。本を買うのを我慢するときがいちばん寂しい。しかし今月に入って既に人に言えないような金額の本を買っている。『デイゴ・レッド』を読み進めるのみ。

12月8日
展示を観るためワタリウム美術館に滑り込む。着くとなぜか文鳥が逃げ回っていて、受付の人の頭にちょこん、お客さんの頭にちょこんと乗ってその場に居る人達で笑ってそれだけでここに来て良かったと思う。貰ったステッカーを本の栞にした。

12月9日
公開を心待ちにしていた映画『どうすればよかったか?』を観るために早い電車で有楽町へ。映画のチケットを手に入れて(窓口で買うのが好きなので)待合の席で本を読む。映画の前に本が読み終わり胸がいっぱい。映画を待つ間に読み終わるのってなんか好きだな。

あとがきで「デイゴ」が侮蔑語であること、作者の育った時代や家庭の雰囲気を知り文章が纏っていた雰囲気が腑に落ちていく。そしてたまらず最初のページを開き直す。その瞬間の喜びでまた本が好きになる。

#読書記録 #読書感想 #読書 #日記

【スプートニクの恋人を読んでいた日々の日記】11月12日村上春樹の『ねじまき鳥クロニクル』を読み終えて村上春樹作品を続けて読みたい気分だったので、ずっと読もうと思っていた『スプートニクの恋人』を読むことにする。これまで何度も読もうとしたけど...
22/11/2024

【スプートニクの恋人を読んでいた日々の日記】

11月12日
村上春樹の『ねじまき鳥クロニクル』を読み終えて村上春樹作品を続けて読みたい気分だったので、ずっと読もうと思っていた『スプートニクの恋人』を読むことにする。これまで何度も読もうとしたけど、最初のページで満足してしまい先に進めなかったので今回こそはと意気込んで手に取る。

読みはじめてすぐに、この本が好きだと教えてくれた女の子が主人公のすみれに似ていることに気がついて、そんなのってとてもかわいいことだからそのことをもっと早く伝えるべきだった気がして、早く読めばよかったと後悔した。

11月13日
仕事が早く終わったのでルイーズ・ブルジョワ展に行くことにする。家を出るのが億劫にならないようさっと外に出て、電車で本の続きを読むことに。しかし行きはルイーズ・ブルジョワ展の記事を読み、帰りは展示を思い返してぼーっとしていて本は読まなかった。

11月15日
仕事のあと友だちの家に集まって各々作業をする。私はzineを作ったり本を読んだり。「さっきできたばかりのようなすてきな耳だった」という文章が良くて、みんなが作業に飽きた頃合いを見計らって、この文章いいでしょうと読み聞かせ、うなずかせ、ひとりずつ耳を見せてもらい、さっきできたばかりのようなすてきな耳ですと褒めて回った。さぞ鬱陶しかっただろうが、耳を褒められるも悪くないということだった。

11月16日
なんだか『ねじまき鳥クロニクル』を思い出す表現が多いので、関係あるのかな?と調べたが、どうやらそういうわけでもなさそう?だった。(こういう調べ物をするとき私はすごくテキトーなので信用しないでください.....)

村上春樹年表みたいなものを見ているうちに、納屋を焼くが読みたくなって、そういえば映画『バーニング』面白かったな〜、あ、てかイ・チャンドンの映画久しぶりに観たいってなって、結局『オアシス』を観て、さらになぜかPTA監督の『パンチドランク・ラブ』を観て、読書はさっぱり進まなかった。以前とは確実に本の読み進め方が変わってきているなあ。並行読みしている中原昌也の日記本の影響で映画スイッチが入ったのもあるけど......。

11月17日
早起きして近所のデニーズへ。7時半にも関わらず、すでに5組ほどお客さんが居る。みんな早起きだなあと感心しつつ、自分もそのひとりであることが嬉しい。ずっと超夜型だったのを少しずつ変えてみている。朝の清々しさのなか本を読むのは気持ちが良い。本が読み終わる間近、寂しさは夜の特権ではないらしいこと、朝でも私の胸は締め付けられたり寂しさを覚えることを発見した。

#読書 #読書記録 #読書感想

中原昌也『中原昌也作業日誌 2004→2007』一生手元に置いておきたい日記本です。お金が入ればDVD、CD、LP、書籍などを買いまくり映画を観てライブを観る。お金が無くてもひたらすらに散々する。読みはじめはお金の使い方の迫力に面白さを見出...
17/11/2024

中原昌也『中原昌也作業日誌 2004→2007』

一生手元に置いておきたい日記本です。

お金が入ればDVD、CD、LP、書籍などを買いまくり映画を観てライブを観る。お金が無くてもひたらすらに散々する。読みはじめはお金の使い方の迫力に面白さを見出していましたが、孤独に苛まれ、愚痴を吐きながらも映画や音楽に感動して泣きまくったりする姿に、好きなものを求め続けることが彼のひとつの生きるやり方に思えてきてその寂しさに胸を打たれます。

乱暴な表現も結構あってあらま〜と思うこともありますが、自分ではどうにも消化出来ない怒りを感じた日に読むと、なんかめちゃくちゃ言ってくれてありがとう.....と思えたりして、結局何度もページを捲っています。そんなふうに読んででいるうちに彼が映画を観て泣いて泣いて泣きまくり、数日我慢したのちにまた観に行きその次の日も観るなんてことをしていて、やっぱりただ最高だなと。そうやってこれからも何度も手に取るような気がする一冊です。

*

アップルパイがほかほかで美味しかった🥧

#読書記録 #読書 #読書感想 #日記本

住所

東京都世田谷区祖師谷3-31/3
Setagaya-ku, Tokyo

営業時間

火曜日 12:00 - 14:30
17:30 - 20:00
水曜日 12:00 - 14:30
17:30 - 20:00
木曜日 12:00 - 14:30
17:30 - 20:00
金曜日 12:00 - 14:30
17:30 - 20:00
土曜日 12:00 - 14:30
17:30 - 20:00
日曜日 12:00 - 14:30
17:30 - 20:00

アラート

不便な本屋【b.e.park POPUP Store】がニュースとプロモを投稿した時に最初に知って当社にメールを送信する最初の人になりましょう。あなたのメールアドレスはその他の目的には使用されず、いつでもサブスクリプションを解除することができます。

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