08/06/2026
香りもそう。
家具もそう。
ラグもそう。
最初のインパクトよりも、
使い終わったあとにどんな感情や記憶が残るか。
むしろそちらの方が大切だと思っている。
そんなことを考えながら、
昨夜はグレンモーレンジィ のイベントへ。
実は今回初めて出会ったわけではなくて、
普段から家でも時々飲んでいるウイスキーのひとつ。
会場ではビル博士の話を聞きながらテイスティング。
今回のボトルも、
かなり早い段階からハリソン・フォード本人にサンプルを提案していたそう。
その話を聞きながら、
完成品よりもむしろそこに辿り着くまでの方が気になってしまった。
僕も仕事柄、
製品になる前のサンプルや試作品を見る時間の方が長い。
だから完成した一本を飲みながら、
どんな案があって、
どんな案が消えていったんだろうなんてことを考えていた。
テイスティングでは、
タンジェリンやマーマレードを思わせる明るい柑橘の香りから始まり、
その奥にスパイスやフローラルなニュアンスが重なる。
そして最後には、
焼きたてのパンや蜂蜜のような甘さが静かに残る。
バーボンの樽由来のエレガントな果実感に、なんとポルトガル産赤ワインの樽の個性が重なったことで生まれる複雑さも面白かった。
会場でいただいた、
パンジーの飾りに、バジルを合わせたカクテルも印象的で、普段自分では作れないであろう、ウイスキーの新しい楽しみ方を久しぶりに感じさせてくれた。
そして会場で流れていたハリソン・フォードの映像を見ながら、
なぜか父のことを思い出した。
父は何十年も内装業を続けてきた人。
今振り返ると、
自分が空間やインテリア、
暮らしに関わる仕事をしているのも、
きっと父が見せてくれた景色の延長線上にある。
年齢を重ねて、
お互い少し頑固になった気もするけれど。
昔より共感できることも増えたし、
尊敬することも増えた。
今週末、父が僕の手がけている家にやってくる。
父の日には少し早いけれど、
このウイスキーを理由に一杯付き合ってもらおうかなと思っている。
#グレンモーレンジィ #ハリソンフォード
DrinkResponsibly 父の日 FathersDay