22/07/2026
この畳、約100年はかるく超えてのご使用です。
今まで一度も補修もせずに、その当時のままの姿です。
今でいう住込み従業員のための部屋に敷かれていた畳です。グルードからすると高いものではありませんし、仕事もそれなりですが、当時の畳に使われている材料が気になります。
畳表は、中継ぎ表。昔は化学肥料もなく、イグサの長さが現在のように長く伸びないことから、途中で次いで畳表に製織しています。中に通っている麻糸は、手で紡いだものではなさそうですが、麻糸が使われています。
畳の芯材である畳床は、手で編まれ30センチくらいの厚みに藁を重ねたものを、約4.5センチくらいの厚みまで圧縮させて作ったものです。 現在では、機械で圧縮しながら逢着しますが、一針一針と約30センチくらいの長さの針で縫い留め、又足で踏んで圧縮させながら平均な厚みに仕上げています。 畳の角をしっかりと立てるために、畳表の下には板が縫い付ける技法で製作されています。畳縁は、麻素材です。今のように綿布が普及していない時代は、反物の幅を五列に割って使用していました。 上等な畳になると、四列で使用しました。 そんな当時の畳は、足触りが最高に素敵なんです。 硬すぎず、柔らか過ぎず、なんともこの感触が座具なんだろうなぁと感じる感覚です。 布団も昔は今みたいにふかふかではない時代、畳の柔らかさも相まって 柔軟さを感じたことでしょう。 なんて、畳の原点を見返してみる、そんな畳です。 たまには、こんな原点に立ち戻り、「畳とは」に浸ってみる本日朝の一時でした。 笑