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本書はCaroline Poggi(キャロライン・ポッジ、1990年アジャクシオ生まれ)とJonathan Vinel(ジョナサン・ヴィネル、1988年トゥールーズ生まれの作品を初めてまとめた作品集で、二人の長編映画第2作『Eat the ...
25/07/2026

本書はCaroline Poggi(キャロライン・ポッジ、1990年アジャクシオ生まれ)とJonathan Vinel(ジョナサン・ヴィネル、1988年トゥールーズ生まれの作品を初めてまとめた作品集で、二人の長編映画第2作『Eat the Night 』の公開に合わせて刊行されました。新進気鋭のフランス人映画監督デュオである彼らの作品は形式的な実験が特徴で、ビデオゲーム、アーカイブ、映画制作の言語を用いてジャンルを融合させ、二人の作品が映画なのか、音楽なのか、ゲームなのか、アニメーションなのか、どのジャンルに属するのか曖昧さを残し美的慣習を打ち破っています。
本書は一つのオブジェとして、ポッジ&ヴィネルの作品のアーカイブ、あるいは記録として構成されており、彼らの実践において探求される記憶という包括的な問いに加え、ポッジ&ヴィネルが用いる多様なメディアを網羅しています。Alenda Y. Chang(アレンダ・Y・チャン)、Béatrice Grenier(ベアトリス・グルニエ) 、Ingrid Luquet-gad(イングリッド・ルケ=ガド)による3つのエッセイは、ビデオゲームのイメージの使用と再利用を通して、彼らの作品がいかに一種の保存形態を構成しているかを深く分析してます。本書は重要な作品や転換点を特定し、映画とビデオ、そして実践とゲームの中間に位置する彼らの特異で曖昧な位置づけについて解説し、なぜこの位置づけが現代美術において重要なのかを説明しています。Philippe Azoury(フィリップ・アズーリー)とのインタビューの中で、映画制作者たちは、作品の内外におけるコミュニティ構築の役割について考察し特にデジタルキャラクターと「現実の」キャラクターの関係性、そして他者の主体性を認識し理解する上でのゲームの重要性について論じています。
本書に掲載された彼らの映画はフォトエッセイへと昇華され、映像の本質つまり動いている時と静止している時における映像の意味を問い直します。スパイラル綴じの本書は作品自体に始まりも終わりもないく、読者は中断したところから読み始めることも物語のどの時点からでも入り込むことが出来ます。これは古くから存在する書籍の本質を超越しようとする形式的な試みと言えます。

ポッジは『Chiens』(2012年)、ヴィネルは『Prince Puissance Souvenirs』(2012年)でそれぞれ監督デビューを果たし、その後、共同監督として『Tant qu'il nous reste des fusils à pompe』(2014年)を制作しました。抵抗と革命というテーマをハイブリッドなマルチメディア形式と融合させることで知られる彼らの映画は、現代世代の怒り、ストレス、そして幻滅を代弁しています。彼らは「避難所の映画」の創造を目指しています。ビデオゲーム内で制作された「Martin Pleure」(2017年)以来、彼らの作品は映画と現代アートの間を流動的に行き来し、両方の領域からインスピレーションを得ています。「Eat the Night」では映画とビデオゲームの美学を融合させ、職人的で実験的な手法を通して避難所の映画を作り上げ、暗く分裂した世界の中にユートピア的な聖域を構築しています。

2024
English
16.8 x 24 cm
274 pages

https://www.lenz.press/products/infinite-memory
https://www.instagram.com/caroline_poggi/
https://www.instagram.com/jonathanvinel/
https://curamagazine.com/digital/caroline-poggi-and-jonathan-vinel/
https://numero.com/en/art-design/numero-art-en/caroline-poggi-and-jonathan-vinel-filmmakers-of-the-impure-showcased-at-reiffers-art-initiatives/

本書はCarola Bonfili(カロラ・ボンフィリ)の作品『セカンド・オーダー・リアリティ』、および彫刻作品をまとめたものです。『セカンド・オーダー・リアリティ』はギュスターヴ・フローベールの小説『聖アントニウスの誘惑』からH・G・ウェ...
16/07/2026

本書はCarola Bonfili(カロラ・ボンフィリ)の作品『セカンド・オーダー・リアリティ』、および彫刻作品をまとめたものです。『セカンド・オーダー・リアリティ』はギュスターヴ・フローベールの小説『聖アントニウスの誘惑』からH・G・ウェルズの短編小説、ブルータリズム建築から生成型人工知能まで、多様な想像力を織り交ぜた、豊かで重層的な物語を持つビデオゲーム作品です。
『セカンド・オーダー・リアリティ』は10歳の擬人化された猿、ムリンの物語です。彼女の体は石化し始め、謎めいた恐ろしい変貌を遂げます。導きを求めて森へと足を踏み入れたムリンは、そこでロボットのような存在に出会い、その存在に匿われます。深く個人的でありながら普遍的な共感を呼ぶこの自己発見の旅の終わりに、彼女は自分自身の内なる悪魔と共存することが可能であることを悟るのです。
本書はビデオゲームの予告編 『ストーンモンキー』を再解釈したグラフィックノベルで幕を開け、プロジェクトの世界観への物語的な入り口となります。続く章では、作品のデザインと開発段階を探り、最後にボンフィリ、キュレーターのIlaria Gianni(イラリア・ジャンニ)とDaniela Cotimbo(ダニエラ・コティンボ)、そして寄稿者のDomenico Quaranta(ドメニコ・クアランタ)とValentina Tanni(ヴァレンティーナ・タンニ)による一連のエッセイが、『セカンド・オーダー・リアリティ』の物語構造、概念的基盤、そしてより広範な芸術的・文化的意義を分析する様々な視点を提供し、作品と知覚、フィクション、ニューメディアの相互作用を多角的に探っています。
カロラ・ボンフィリ(ローマ生まれ)は、ローマとブレシアを拠点に活動するビジュアルアーティストで、ビデオ、CGI、VRオーディオビジュアル環境、そして思索的な物語など、幅広い分野で作品を制作しています。彼女の作品は自然の形態や認知メカニズムからインスピレーションを得て、複数のソーステキストを融合させた物語システムを通して展開されます。AIの原理と自動筆記は彼女の最近の研究の主なテーマです。

https://carolabonfili.com/
https://carolabonfili.com/second-order-reality/
https://www.neroeditions.com/product/second-order-reality/
https://www.instagram.com/carolabonfili/

17 x 23 cm
104 pages
English
2025

本書はMatt Copson(マット・コプソン1992年イギリス生まれ、現在はロンドンとロサンゼルス拠点)の、2025年5月までドイツのクンストヴェルケ現代美術センター(KW Institute for Contemporary Art)で...
07/06/2026

本書はMatt Copson(マット・コプソン1992年イギリス生まれ、現在はロンドンとロサンゼルス拠点)の、2025年5月までドイツのクンストヴェルケ現代美術センター(KW Institute for Contemporary Art)で開催された個展に合わせて出版されました。ビデオ作品、インスタレーション、彫刻、ドローイング、パフォーマンス、レーザーアニメーションなど、過去10年間の彼の芸術活動を振り返るとともに、多岐にわたるキャリアを網羅した作品集です。
個展のメインとなる作品は「Coming of Age」、「Age of Coming」、「Of Coming Age」と題された三部作で、投影された赤ちゃんのドローイングアニメーションで描かれるオペラ作品がKWのメインホールを劇場に見立てて上演されました。ポップカルチャー、神話、古代哲学、中世の民間伝承など様々な要素を織り交ぜ、古典美術ではいたるところで描かれたにもかかわらず現代ではあまり描かれなくなった赤ちゃんというモチーフを、レーザーアニメーションというこれまた他にあまり見ない技法で表現しています。本人曰く一般的な長方形の映像やプロジェクションマッピングを使った作品よりレーザーアニメーションの方が空間における物質的な実在性が有るとのことです。

彼は実存的な問いや現代の主観性を探求しています。現代社会における主観性が絶え間ない変化、スペクタクル、そしてアテンション・エコノミーによって形作られていると考えています。コプソンのインスタレーション作品はしばしば環境のような印象を与えます。それは鑑賞者を作品世界へと誘い込む構築された空間であり、赤ん坊、擬人化された動物、民話の登場人物といった原型的な存在が、人間のあり方を探求するための媒体となる世界です。
Patrick R. Crowley、Laura McLean-Ferris、Charlie Foxによる寄稿に加え、Emma Enderbyによるインタビューも収録されており、コプソンのハイブリッドな制作活動を形作る中心的なテーマ、手法、物語について深い洞察を提供しています。
また彼はガス・ヴァン・サントの映画Last Daysをオペラ化したものの演出や、Caroline PolachekのMVの監督も務めています

192 pages
ills colour & bw
22 x 28 cm
paperback
English
2025

https://www.instagram.com/mattcopson/
https://highart.fr/artists/matt-copson/

本書『Seven Imaginative Exhibitions 1993-2024』は、Marzia Migliora(マルツィア・ミリオラ、1972年生まれ、イタリアトリノ拠点)にとって初の作品集です。マルツィア・ミリオラの作品群を彼女...
17/05/2026

本書『Seven Imaginative Exhibitions 1993-2024』は、Marzia Migliora(マルツィア・ミリオラ、1972年生まれ、イタリアトリノ拠点)にとって初の作品集です。
マルツィア・ミリオラの作品群を彼女の制作活動における7つの繰り返し現れるテーマを通して再解釈するコンセプトブックとして構想されました。本書はそれぞれ異なるキュレーターが企画した7つの展覧会を紙に印刷したもので構成されており、アーティストの生涯における象徴的な場所を舞台に、イタリア全土に広がる個人的な感情の地理を描き出しています。故郷アレッサンドリアからシチリアの塩鉱山まで、イタリア各地を巡るミリオラの世界観が展開されます。これらの展覧会は、田園性、分類の場としての美術館、現実を視覚化し知覚するための装置、コミュニティ形成、資源採掘、家父長制による抑圧、そして生と死の移行に関連する異種間の変容といったテーマに影響を受けています。

マルツィア・ミリオラは、写真、ビデオ、サウンド、パフォーマンス、インスタレーション、ドローイングなど、多岐にわたる分野で活動するビジュアルアーティストです。彼女の作品の中心にあるのは記憶であり、それは現在を理解するためのツールとして、またしばしば忘れ去られたり見過ごされたりする個人や集団の物語に声を与えるためのツールとして捉えられています。
彼女の作品の中心にあるのは、労働という概念とそれが個人と集団のアイデンティティ形成において果たす役割についての批判的な考察です。ミリオラは産業資本主義の矛盾を探求しこのシステムが私たちの身体、コミュニティ、そして環境に及ぼす影響を浮き彫りにしようとします。彼女の作品は歴史的、社会的、経済的なテーマを扱い、しばしば天然資源や食料の生産と流通と結びつき、現代社会を特徴づける搾取と不平等の力学に疑問を投げかけています。そして彼女の作品はマイノリティ、周縁化された知識、そして語られざる物語への強いこだわりが際立っており、これらのテーマを考察と抵抗のための力強いツールへと昇華させています。近年、彼女は動物界と植物界を含む多種多様な視点を取り入れることで研究を拡大し、生態系の危機や人間と非人間の関係性を再考する必要性に関するより幅広い対話と、共存と生存のための新たな戦略を模索しています。

24 x 30 cm
304 pages
English
2024

https://www.marziamigliora.com/
https://www.instagram.com/marziamigliora/
https://www.neroeditions.com/product/marzia-migliora-seven-imaginative-exhibitions-1993-2024/

本書は幽霊が私たちの視覚文化に与えた多様な影響を、文学、心理学、文化史、美術史を巡りながら、19世紀以降のヨーロッパとアメリカにおける幽霊の表現をユーモラスかつ奥深い包括的な研究としてまとめたものです。幽霊は大衆文化のあらゆる場面に登場し、...
10/05/2026

本書は幽霊が私たちの視覚文化に与えた多様な影響を、文学、心理学、文化史、美術史を巡りながら、19世紀以降のヨーロッパとアメリカにおける幽霊の表現をユーモラスかつ奥深い包括的な研究としてまとめたものです。
幽霊は大衆文化のあらゆる場面に登場し、スクリーンや舞台、書物に取り憑き、文学、民話、神話の中に、私たちを放っておいてくれない落ち着きのない霊として棲みついています。歴史を通して幽霊は芸術作品にも取り憑いてきました。生と死、恐怖とユーモア、善と悪、見えるものと見えないものといった境界の狭間に存在する存在として、幽霊は様々な世界を繋ぎ、表現したり、記録したり、コミュニケーションを取ろうとする試みは、認知的な挑戦であると同時に感情的な体験をもたらします。幽霊に独立した存在を認める人もいれば苦悩する精神の表れと考える人もいますが、幽霊は潜在意識に潜む、不安を掻き立てる、抑圧された力を私たちに思い出させます。あらゆるメディアの芸術家たちが幽霊の領域を探求してきました。近年の芸術において、幽霊はしばしば、私たちを悩ませるあらゆる暴力と抑圧のメタファーとしても現れます。
2025年9月から2026年3月までスイスのバーゼル美術館で行われた展覧会にあわせて出版されました。

William Blake
Nicole Eisenman
Katharina Fritsch
Johann Heinrich Füssli
Ryan Gander
Mike Kelley
Paul Klee
René Magritte
Meret Oppenheim
Tony Oursler
Cornelia Parker
Thomas Schütte
Rachel Witheread

https://www.merianverlag.ch/en/produkt/kunst/geister-ghosts/0f9ddbc7-caac-45f9-8807-7bd665a241a0.html
https://kunstmuseumbasel.ch/en/exhibitions/2025/ghosts

Curated by Eva Reifert
2025
140 pages,
21 x 30 cm,
paperback,
German/English

JUDITH EISLER(ジュディス・アイスラー、1962年ニュージャージー州ニューアーク生まれ、オーストリア・ウィーンとコネチカット州ウォーレンを拠点に活動)、は映画や映像の静止画像をモチーフにした絵画作品を主に制作しています。『Cen...
10/05/2026

JUDITH EISLER(ジュディス・アイスラー、1962年ニュージャージー州ニューアーク生まれ、オーストリア・ウィーンとコネチカット州ウォーレンを拠点に活動)、は映画や映像の静止画像をモチーフにした絵画作品を主に制作しています。
『Center of the Frame』と題された本書は、1997年から2024年にかけて制作された絵画を集めた彼女の初の作品集です。絵画のモチーフは主に女性を対象とし、映画や映像などの物語の途中を切り取り、絵画の根幹をなす要素である形、色、光によって再文脈化された瞬間を描いています。
作家で批評家のカースティ・ベルによるエッセイ、作家クリストファー・ボーレンによる序文、そしてアーティストのウェイド・ガイトンとの対談を収録した本書は、アイスラーの映画への深い関心と、アナログフィルム、テレビ放送、インターネット動画、そして絵画といった様々なフォーマットを通じたイメージ伝達について掘り下げています。
「アイスラーは、切り取られた静止画像の中に存在する情報を、表現、行動、感情といった認知的意味合いを超越した完全に構造的な意味で捉え、まるで視覚の基盤そのものを検証するかのようにこれらの差異に焦点を当てています。」—カースティ・ベル

https://www.lenz.press/products/center-of-the-frame
https://www.juditheisler.com/
https://www.instagram.com/juditheisler/
https://caseykaplangallery.com/artists/eisler/

Lenz Press
Texts by Kirsty Bell, Christopher Bollen, Judith Eisler, Wade Guyton
Design by Joseph Logan
2024
English
hardcover
19.6 x 28.5 cm
176 pages

今年ももう終わりますね。。2025年12月30日(火)〜2026年1月4日(日)まで発送はお休みさせて頂きます。その間オンラインショップでの注文は可能ですが、発送は1月5日(月)以降順次対応致します。knew as newは年明けも新しい本...
30/12/2025

今年ももう終わりますね。。2025年12月30日(火)〜2026年1月4日(日)まで発送はお休みさせて頂きます。その間オンラインショップでの注文は可能ですが、発送は1月5日(月)以降順次対応致します。

knew as newは年明けも新しい本の入荷があります!tokyo art book fairで販売していた本もまだオンラインショップに掲載出来ていないのですが、気長にお待ち下さい。

という事で。。今年一年ありがとうございました。来年も宜しくお願いいたします。みなさん良い新年をお迎え下さい。

住所

Kotobuki-Bldg. Room702, 4-16-6 Kotobuki
Taito-ku, Tokyo
111-0042

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