21/09/2026
【コントラバスのない風景】と【雑感】と
『自転車に乗りながら、テルミンを演奏する』という、もう文章を見ただけで馬鹿馬鹿しさが全開の動画です。
Mezergは過去、2022年に『ない風景』に登場しましたが、その時は全く盛り上がらず、おそらく誰も記憶にないであろうフランスのテルミン奏者です。
この人の演奏は、とにかく馬鹿馬鹿しいのに、不思議と格好いいという…
…ん…あれを格好いいと言うかは、個人差があるように思えますが…
この映像も最初は馬鹿馬鹿しく思えるも、じわじわと面白くなってきます。
とにかく2分24秒が1カットで撮影されているのも興味深いです。
最初から最後まで自転車を両手放しで運転しているのです。
色々と馬鹿馬鹿しく、色々と面白い。
そもそも『自転車のハンドルにテルミンを取り付ける』ということだけで、馬鹿馬鹿しくも面白い。
それを両手放しで自転車を運転しながら、テルミンを演奏するのです。
その演奏がまた…上手い。
『面白い』の角(かど)の立ち方が、非常に良い。
日頃、こうやってSNSで投稿をしていると『いかに面白いもの(内容)を投稿するのか』というのは、確かに重要になってきます。
私自身は、別に有名になりたいわけでもないですし、SNSで集客を増やそうとも思っていませんし、売り上げが上がるとも考えていません。
ただ…世の中が『面白い』と思ったことに便乗するような投稿はしませんし、視野の狭い内輪受けのような『面白い』にも否定的です。
誰もやっていないようなもの、やっていないようなことこそが、面白い。
仕事柄、いくつかの高校の吹奏楽部の(Instagramの)アカウントをフォローしているわけですが、先日の文化祭前になると、どれも同じような流行の投稿をしていて、結局、どれがどの高校の投稿なのか、わからなくなります。
私は、そこの流行に乗って他人と同じことやって満足する面白さが、わからない。
まぁ、我が家の高校生の(吹奏楽部に所属する)息子に言わせれば “ああいうものは、やってみたいだけで、特に本気で集客は考えていない” ということらしいですが…
SNSの投稿というものも、やはりセンスというものが如実に表現されてしまいます。
内容もそうですし、文章の構成、言葉遣いなど、意外と投稿者の〈センス〉や〈本気〉が読み手に見抜かれてしまう。
とはいえ、商売をするのであれば大衆性こそが正義でしょうし、一見すると個性的、職人のこだわりを演じながら、実際のところは大衆性、多様性という枠の中で当て込むような投稿が正解といえば、正解なのでしょう。
とはいえ…『大衆性の中にある職人のこだわり』という言葉も、なかなか強烈なインパクトがありますね。
毎度のことながら『ある風景』『ない風景』の評価の低さは、大衆性とは正反対のところにあるものなのだろうな…と実感します。
個人的には何の疑いもなく、面白いと盛り上がると思って紹介しているのですが…
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